すでにInstagramでご紹介しておりましたように、1月21日(日)にWFMDとして第1回目となる採血点滴実習会を行いました。
受講者は5名で、関東以外にも大阪・奈良・新潟からも参加、内訳は歯科医師4名と歯科衛生士1名でした。
講師は本会々員の市川由香先生(日本歯科麻酔学会登録医・医療法人社団 光雙会 市川歯科医院 副院長)、アシストには吉田がつかせていただきました。
実習は普段できない実技を中心に、解剖・静脈穿刺技術・採血・検査項目の選択と発注・G6PD検査・高濃度ビタミンC点滴・IgG遅延型アレルギー検査などを、朝9時から夕方5時過ぎまで、みっちり行いました。
採血点滴のハードルは静脈をいかに的確に穿刺するかですが、口腔外科や麻酔科に残った先生でなければ、学生実習でしかやった事がない方ばかりではないかと思います。
採血はできなくても一般歯科臨床は可能ではありますが、インプラントや歯周外科手術をおやりになる先生は、標準医療的な評価だけでなく、栄養状態把握のためにも分子栄養学的な評価があった方が良いと思います。
また点滴は学生実習でもやったことがないと思いますので、この実習は貴重な機会となったと思います。
採血ができなくても栄養療法は可能ではありますが、歯科医師・歯科衛生士はせっかく資格があるのですから、積極的に活用するべきと思います。
講師の市川先生はご主人が経営する医療法人の理事ですが、一般歯科臨床以外に強いご興味を持つ方で、50歳から麻酔科に移籍し多くの手術に関わってきた方です。老眼をものともせず、見えない・触れない静脈を探し上げていく技に全員釘付けになり、私もたいへん勉強になりました。
最後は私以外の全員(講師も)高濃度ビタミンC 25gを点滴し、揚々と懇親会に向かいました。
WFMDは会員を対象としたこのような実習会を行なっています。現在は一通り何らかの分子栄養学の研修を終わられた歯科医師と歯科衛生士を対象に会員を募っています。
対象となるかたは、ぜひ会員登録をされてくださいね。会費は無料です。
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